第160回例会「変化の激しい現代を生き抜く知的たくましさ」

4月例会は、「変化の激しい現代を生き抜く知的たくましさ」と題して、国立大学法人 北陸先端科学技術大学院大学 学長 浅野 哲夫氏にご講演いただきました。

はじめに、当会の浅野邦子会長より、挨拶があり、そのあと、浅野学長のご講演となりました。

北陸先端科学技術大学院大学のホームページに掲げる、浅野学長のメッセージに、世界最高水準の教育・研究を通して、「知的にたくましい」人材の養成を目指す と掲げておられます。その具体的な現状や課題についてお話をいただきました。

北陸先端科学技術大学院大学がある、地理的な不利をメリットにすること、
「知的たくましさ」あきらめずにやり抜く力(グリット)を育む上での取り組みに、
研究科の統合を機会に面接試験で学力評価をやめる。
正解主義 正解しか教えない教育でいいのか。
綺麗な履歴書よりも、いろいろな経験をしたことを書く履歴書の方がよい「充足率がアップ」といった、グローバル化時代にあった取り組みを模索しスタートされたそうです。

一つに、研究科体制の壁をとりさる。地域連携を進めるにあたり、能美市長を最初に訪問されたり、北経連の正式メンバーになり、大学見学会を招致したりと、今までにない取り組みをされておられます。

今後の課題についてもお話いただきました。

学生の確保。これがうまくいき、任期はあと4年。博士の「学生」という考え方を変える時期にあり、企業と一緒に学生を育てる、博士を育てる。人材不足のなか、欧米では、博士学生は戦力であり、正式に雇用してるそうです。先行予約して、三年たったら企業へ。そうすることで、企業の人材の確保の課題解決にもつながるとお話されていました。

経営者目線で大学の経営と学生の就活について大きく舵取りをされていらっしゃる浅野学長のお話に、産学連携のあり方や人材育成と確保の課題に取り組む、様々な業種の経営者の集まりでもある、金沢レディースベンチャー会員にとって、心に響くご講演でした。

プロフィール
1949年生まれ。工学博士、専門分野は計算機科学・アルゴリズム論。
2014年4月~北陸先端科学技術大学院大学 学長 現在に至る

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 写真・文 木和田里美