2026年7月15日18時30分よりANAクラウンプラザホテル金沢にて、7月例会を開催しました。
大砂雅子さん(金沢工業大学 産学連携室 教授)をお招きし、北陸のDXと人材不足対策 ― デジタルトランスフォーメーションは人材不足解消の魔法の方法かというテーマでご講演をしていただきました。
大砂氏によると、北陸の製造業は、労働集約型・低付加価値という構造的な課題に加え、人口減少、特に若年層の流出という危機に直面しています。人手不足は一過性の景気の問題ではなく構造の問題であり、抜本的な変革が求められているということです。
講演ではDX活用の重要性が示されましたが、それは万能な「魔法」ではありませんともおっしゃっていました。まずは紙の廃止や業務の見直しといった地道なデジタル化を積み重ね、同額のセキュリティ投資を並行することが不可欠だということです。
また、男性中心の固定的な組織構造を見直し、誰もが活躍できる柔軟な働き方を実現することも急務という点にも言及されました。AIを相談相手として活用しつつも、最終的な判断やコミュニケーションといった「人」の能力こそが競争力の源泉となります。
経営者は、北陸の未来を担う技術者の育成と、人が輝く組織づくりが求められているという内容が会員にとって現状の経営課題を解決するヒントになりました。

