例会

第161回 例会 他人事ではない!高齢社会の様々な課題と地域包括ケアのあり方

5月例会は、浅野会長の挨拶の後、てまりグループ(株式会社スパーテル、株式会社EHMメディカル、株式会社ぬちぐすいメディカル)代表取締役 橋本昌子会員のお話でした。

「他人事ではない!高齢社会の様々な課題と地域包括ケアのあり方〜てまりグループの実践〜」と題してお話をいただきました。
薬剤師として20年以上勤務した時代から現在の福祉事業へと進まれた橋本さん。その思いと実践されていることなどをお聞きすることができました。

日本一親切な薬局を目指して、地域に根ざした活動を、地域包括ケアの推進、魅力的な職場づくりを目標に株式会社スパーテルを設立。現在は、「てまりグループ」薬局部、老人ホーム、訪問介護、訪問看護という4つの事業体から成ります。

そもそも、スパーテルとは?薬サジのことだそうです。もともと医薬分業がヨーロッパではあたりまえだったそうです。

なぜ福祉事業に着手したか?

高齢社会になったときに看取りがない。
最後まで自分らしく生きることとは・・・看護師さんなどが在住する、安心してくらせる場所をつくりたい、、、そんな思いから、福祉事業に着手されたそうです。

キーワード「つながり」

医療と介護のつながりを重視したかったため、事業所では、地域のコミュニティを作り、医療や介護の専門家として頼れる存在になりたいと、地域づくりにも貢献されています。

講演のあと、会員からの質疑応答も活発に行われ、医療、福祉、教育、経済、政治と、それぞれの分野で活躍されているメンバーが集まるからこそ、貴重な意見交換がなされ、今日も、熱い、例会でした。

 

 写真・文 木和田里美