例会

第159回例会 交通事故被害者遺族となってー12歳で旅立った息子とともにー

金沢レディースベンチャークラブ、第159回例会は、公益社団法人福井被害者支援センター相談員 交通事故被害者遺族「自助グループ『光の風』」代表で、命の大切さを伝える講演活動をされている、宮地 美貴子氏に、お話しいただきました。

はじめに、浅野会長よりご挨拶をいただいた後、石川被害者サポートセンターの支援コンサルタントをされている当会の萩原リーダーからセンターの活動についてのお話しがあり、講演に移りました。

宮地 美貴子氏は、2002年9月、交通事故に遭った長男(当時小学校6年生11歳)が脳死状態となり、翌年2月、12歳になったばかりの長男を亡くしました。
翌年から故人の人型のパネルや写真を展示して、命の重みを訴える「生命のメッセージ展」に参加。
その後、自分と同じ交通事故被害者遺族の自助グループ「光の風」を立ち上げ、遺族の方々から相談を受ける一方、学校で、命の重みを人々に訴える活動や講演等を行っています。
宮地 美貴子氏の掲げる願いは
「悲惨な事件や、事故をなくしたい。」
「命が守られる社会をつくりたい。」
「生きたくても生きられなかった人の分まで生きてほしい。」
「究極の目的は命への賛歌」

お話しを伺い、私達がまず、お手伝いできること、それは、
被害者サポートセンターがあることをまず、広く県民の皆様に知っていただくためにご紹介することだと伺いました。
この度の、例会の報告やパンフレットなどを配布すること等で、少しでも多くの方に見ていただき、知っていただくための、一助になることを願ってやみません。

講演終了後、安藤副会長から謝辞がありました。
また、当会の秋に向けてのフォーラムの進捗についても水上副会長からご報告があり、それを確認し例会を終えました。

 

例会の始まりに際し、浅野会長よりご挨拶をいただく
萩原リーダーより今回の趣旨を説明いただく
講師の宮地 美貴子氏
謝辞をのべる安藤副会長
宮地氏の講演を聞きいる会員
安藤副会長と石川被害者サポートセンターの皆様
水上副会長



 写真・文 木和田里美